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畳職人からのメッセージ




今福畳店は、私の父が昭和45年に創業した畳店です。

東京での修行先より、神奈川県の伊勢崎市でやってみないかと誘われて以来、
伊勢原市小稲葉にて創業し、今日まで業を営んでまいりました。
現在まで、畳店を営業させていただけれているのは、父の畳にかける真面目な思いと、
丁寧な仕事が評価されたお陰だと思っています。

私は、高校卒業後、埼玉県畳職業訓練校にて、修行しました。
昭和48年より、今福畳店に入社し、父の仕事を手伝ってきました。
以来、40年以上にわたり、伊勢原市を中心に、厚木市、平塚市、小田原市を始めとした
神奈川県内の皆様に畳を提供してまいりました。

私の仕事は、単に畳を納品するだけでなく、「畳を好きでいてくれるお客様を増やし、大切にすること」だと思っています。

畳は、私たちとっての食事のようなものです。
おいしい食事には、独特のいい香りがありますが、畳にも同じことが言えるのです。
良い畳表には、嫌味のない、とても良い香りがします。いっぽう、品質に劣る畳は、臭い!何だこれは?というものもあるのです。
当店のお客様には、こうした香りも堪能していただきながら、畳好きになっていただきたいと思っています。

これからは、「新しい畳の敷き方を提案したい」とも思っています。
生活の洋式化にともない、フローリングが増えてまいりましたが、畳ならではの新しい部屋づくりができるのです。

ホームページでも紹介している、「モダン乱敷畳」をご存知でしょうか?
畳部屋といえば、同じ柄を並べたイメージされるかもしれません。しかし、この「モダン乱敷畳」の技術を用いることで、部屋をよりおしゃれで個性的な空間に変身させることができるのです。

当店では、福岡県特産の掛川織を用いた「モダン乱敷畳」も提供させて頂いており、大変喜んでいただいております。

これまでの畳の良さを大切にしつつ、新しい畳文化の浸透に努めていきたいと思っています。

今後とも今福畳店をよろしくご愛顧くださいませ。

今福畳店 店主 今福 歳也